大動脈瘤（だいどうみゃくりゅう）の原因

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

大動脈瘤とは、胸部大動脈もしくは腹部大動脈の径が拡大し、こぶ状になってきたものをいいます。

徐々に径の拡大が進行するために、多くの大動脈瘤は、初期症状がほとんんどありません。

大動脈瘤は、破裂することがあるため怖いと言われています。
破裂を起こすと大量出血を起こすため、破裂した動脈を人工血管に取り替えないかぎり命は助かりません。

この場合の致死率は、かなり高いとものとなります。

破裂のしやすさは、大動脈瘤の径の大きさにより、直径が大きいほど、破裂しやすいというわけです。

破裂する前に、早めに動脈瘤の部分を人工血管に取り替えて、行くのが重要です。

これは、胸部と腹部では、危険度や症状が違ってきます。

原因は不明ですが、高血圧の人や家族に大動脈瘤の人がいるとできやすいといわれています。
家族的、遺伝的傾向が認められているのです。

大動脈には常に血圧のストレスがかかっているため、高血圧の人は動脈の拡大が起こりやすくなります。
径の拡大が認められる人は、定期的な健診を、破裂防止のためには、高血圧の治療が重要です。

身体を構成する細胞が生きて活動しているため、人間の身体も活動できるのです。身体にとって重要なエネルギー源となる養分・酸素の補給を担当するのが血液。

その血液を全身へ送り出す役目のポンプが心臓です。そして血管は、血液を流すためのパイプの役目となります。

血管には、静脈・動脈・その間にある毛細血管があり、網目のように身体に中に張りめぐらされています。

リンパ管も主な血管の傍を走り、全身に張りめぐらされています。リンパ管は、細菌の侵入を食い止めるリンパ液を運ぶ役目をしています。

大きな血液の流れとしては、太い動脈から細い動脈、そして毛細血管へとなります。毛細血管においては、栄養・酸素と二酸化炭素の交換を行い、次は細い静脈から太い静脈へ入って心臓に帰っていくのです。

このように血液が全身をめぐるルートを循環系といいます。

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