特発性心筋症の原因
特発性心筋症の原因
「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
特発性心筋症の原因
特発性心筋症の原因は不明です。
これは、心臓の心筋に障害が起きる病気。
この病気は、心臓の壁が厚くなってしまう「肥大型心筋症」、心筋が拡張してしまう「拡張型心筋症」とがあります。
肥大型心筋症は遺伝的な疾患。
普通では心筋肥大の原因とならないような刺激に反応し、心筋が肥大してしまいます。
原因不明の心筋肥大として臨床的には表現されています。
拡張型心筋症は、原因不明の心筋疾患で、進行性の心室の拡張と収縮障害を特徴とするもの。
左心室の内腔が著しく拡大し、心筋組織の収縮機能が低下して、うっ血性心不全をきたすものです。
心臓の基礎知識
心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。
血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。
心臓の重さは、大人で約３００グラム。
心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。
しかし、２つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。
心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ２つの心室・心房からなる、４部屋に分かれています。
配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔（ちゅうかく）で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。
