消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)とは?

消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)とは?

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消化性潰瘍(しょうかせいかいよう)とは?

消化性潰瘍とは、胃や十二指腸の内層が過剰な胃酸によって侵食された状態、胃の保護膜が破たんした状態、あるいはその両方が起こった状態のことをいいます。

この病気は、子供では成人に比べてそれほどよくみられません。

成人の場合と同様に、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の使用やヘリコバクターピロリ菌による感染症が消化性潰瘍を引き起こします。

親が消化性潰瘍にかかっていたり、親が喫煙者である子供は、消化性潰瘍にかかりやすい傾向がみられます。

どの年代の子供でも重症のやけどやケガ、病気などで非常に容体が悪いときには、潰瘍を発症する可能性があります。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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