夏型過敏性肺炎とは?

夏型過敏性肺炎とは?

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夏型過敏性肺炎とは?

日本における過敏性肺炎の過半数をしめると考えられています。
発症が夏に集中するところから、この名で呼ばれています。
これは、女性に多く発症しやすい肺炎の病気です。

日本特有の、夏の高温多湿の気候がカビが発生しやすい発症に深くかかわっているようです。

風通しの悪い古い木造家屋の朽ちた木や畳、日照りなどに急激に繁殖するトリコスポロンというカビを吸入して起こります。
これが発病を増やす原因となっています。

梅雨から夏にかけての高温多湿の季節に起こることから夏型過敏性肺炎と呼ばれるのです。
秋には症状が消え、数年にわたって同じ季節になると繰り返す傾向があります。

肺炎とは?

病原体の感染で、肺の組織に炎症が起きる病気。

感染性の肺炎と非感染性の肺炎があります。


感染性では、呼吸の際に吸い込んだ感染源による細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、心筋性肺炎。

非感染性では、薬剤性肺炎、アレルギー性肺炎などがあります。


一つの例として肺炎の進行を細菌性肺炎で説明すると、はじめは頭痛・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・咳と いったかぜの症状から始まります。

そして高熱が続きはじめ、咳、痰、呼吸困難、胸の痛み、顔面紅潮(がんめんこうちょう)、 チアノーゼ(唇や爪が青黒くなる)などの症状が現れます。

しかし、高齢者の場合には、あまり激しい症状が出ないこともあり、気がついたときには悪化していたということもあります。

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