三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう)の原因

三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう)の原因

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三尖弁閉鎖不全症(さんせんべんへいさふぜんしょう)の原因

三尖弁閉鎖不全とは、右心室が収縮するたびに三尖弁を通過する血液が逆流してしまう状態を言います。

右心室が収縮、そして肺へ血液を送り出すたびに、血液の一部が右心房に逆流します。
そのため、右心房内の血液量が増加していくのです。

結果、右心房は拡張し、静脈の血圧が上昇して、体から心臓へ流れる血流への抵抗が生じてきます。

普通、三尖弁逆流は右心室が拡大し、右心室から肺に行く血流への抵抗が強まる為に起こります。

そのほかの少ない原因としては、心臓弁の感染症で感染性心内膜炎、三尖弁の先天異常、外傷、フェンフルラミンの使用、粘液腫性変性(弁の張りが徐々に失われる先天性疾患)などがあります。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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