縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)とは?

縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)とは?

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縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)とは?

縦隔気腫とは、縦隔内に空気がたまった状態をいいます。
頸部(けいぶ)の気管損傷や胸部の気管・気管支損傷に伴い発症します。

縦隔気腫を起こす頸部気管の損傷としては、頸部の刺創(しそう)、切創(せっそう)など鋭的外傷(えいてきがいしょう)があります。
気管支損傷や胸部の気管は、交通外傷などの鈍的(どんてき)外傷による発生する場合があります。

縦隔気腫には、激しい咳の発作等を要因とする特発性縦隔気腫、
事故による肋骨骨折や、医療行為によって気管支を傷つけること等を原因とする外傷性縦隔気腫、肺炎等による呼吸器感染症の合併症として発症する症候性縦隔気腫、の3種類があります。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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