嚥下性肺炎（えんげせいはいえん）の原因
嚥下性肺炎（えんげせいはいえん）の原因
「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
嚥下性肺炎（えんげせいはいえん）の原因
高齢者・とくに寝たきりの方に多くみられる肺炎で、老人性肺炎の重大な原因のひとつです。
これは命にかかわることがあります。
食べものや飲みものが誤って気管や気管支の方へ入ったり、胃のなかのものが逆流したりすることで、肺や気管支に口腔内の細菌が入り込み、本来無菌であるべき気道（きどう）が炎症をおこして、それが肺に広がり肺炎になります。
脳卒中や脳梗塞などで脳に障害があったり、認知障害・のどの麻酔、泥酔状態などで意識不明に陥っているときに起こりやすいです。
寝たきりの方は特に口腔ケアーが不十分となり口中の細菌が多くなりますので、それによる嚥下性肺炎になりやすいとも言われています。
肺炎とは？
病原体の感染で、肺の組織に炎症が起きる病気。
感染性の肺炎と非感染性の肺炎があります。
感染性では、呼吸の際に吸い込んだ感染源による細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、心筋性肺炎。
非感染性では、薬剤性肺炎、アレルギー性肺炎などがあります。
一つの例として肺炎の進行を細菌性肺炎で説明すると、はじめは頭痛・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・咳と いったかぜの症状から始まります。
そして高熱が続きはじめ、咳、痰、呼吸困難、胸の痛み、顔面紅潮（がんめんこうちょう）、 チアノーゼ（唇や爪が青黒くなる）などの症状が現れます。
しかし、高齢者の場合には、あまり激しい症状が出ないこともあり、気がついたときには悪化していたということもあります。
