細菌性肺炎の原因

細菌性肺炎の原因

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細菌性肺炎の原因

肺炎の多くはこの細菌性肺炎。
細菌が感染しておこった肺炎の総称です。

細菌性肺炎の第一条件は、肺胞にまで細菌が到達すること。
それは経気道感染(けいきどうかんせん)の場合がほとんどです。(気道を通って侵入すること)
まれですが、血行性感染による肺炎もあります。(血液の循環を介して肺胞に到達し、肺炎になる)
 
経気道感染の場合は、誤嚥(ごえん)を原因とすることが多いと考えられます。
これには、明らかな“むせ”の症状がみられる場合もあります。

ですが、症状に気づかないで気道に口腔内容物(こうくうないようぶつ)が流入している場合も多いといわれています。
誤嚥の起こりやすい人としては、寝たきりの方・神経疾患にかかっている・脳血管障害(脳出血、脳梗塞(のうこうそく))の既往歴のある人などがあげられます。
 
肺炎球菌によるものが多いですが、そのほかに、黄色ブドウ球菌やクレブシエラ菌も原因になります。
クレブシエラ菌による肺炎はアルコール依存症や糖尿病の方、高齢者に起こりやすいといわれています。
肺炎球菌は健康な人にも肺炎を起こします。
黄色ブドウ球菌については、冬季のインフルエンザウイルス感染のあとにみられることがあります。

肺炎とは?

病原体の感染で、肺の組織に炎症が起きる病気。

感染性の肺炎と非感染性の肺炎があります。


感染性では、呼吸の際に吸い込んだ感染源による細菌性肺炎、ウイルス性肺炎、心筋性肺炎。

非感染性では、薬剤性肺炎、アレルギー性肺炎などがあります。


一つの例として肺炎の進行を細菌性肺炎で説明すると、はじめは頭痛・喉の痛み・鼻水・鼻づまり・咳と いったかぜの症状から始まります。

そして高熱が続きはじめ、咳、痰、呼吸困難、胸の痛み、顔面紅潮(がんめんこうちょう)、 チアノーゼ(唇や爪が青黒くなる)などの症状が現れます。

しかし、高齢者の場合には、あまり激しい症状が出ないこともあり、気がついたときには悪化していたということもあります。

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