塵肺(じんぱい)の原因

塵肺(じんぱい)の原因

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塵肺(じんぱい)の原因

粉塵(ふんじん)や微粒子を長期間吸引していた結果、肺の細胞に蓄積されておこる肺の疾患です。

蓄積が少量の場合、肺の機能で体外に排出されますが、数年にわたり粉塵(ふんじん)や微粒子を多量に吸っていると、肺の組織が線維化(せんいか)し、ガス交換に異常をもたらします。

粉塵には原因となるものがいくつかあります。
石切業、鋳物業、トンネル工事、ケイ酸、金属粉、石綿(アスベスト)、有機塵、鉱山や炭坑、陶磁器製造業などです。
建築や建造物の解体などのアスベストを用いる場合など、粉塵の多い環境に従事する職業に見られる職業性疾患であることが多いのです。
そのため、職業性肺疾患とも呼ばれています。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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