縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)の症状

縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)の症状

「病気の大辞典」サイトの主旨

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縦隔気腫(じゅうかくきしゅ)の症状

縦隔気腫は、それ自体を外部から観察することはできません。
その為、胸部単純X線検査や胸部CT検査でまず診断されます。
蓄積した空気は自然に吸収され無症状で終わることも多いです。

症状としては、はげしい咳などに続いて突発的に胸痛(胸部不快感)・発熱などが現れます。
また胸部外傷により、胸痛、呼吸困難、チアノーゼ(皮膚などが紫色になる)、皮下気腫、血痰などがみられる場合には、縦隔気腫の存在を疑うことが大切です。

小児の場合、呼吸困難の症状が現れますので特に注意して下さい。

症状は縦隔気腫の種類によって原因もさまざまなのです。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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