「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
通常は、胸腔内(きょうくうない)の圧は外気圧より低くなっています。
しかし、外傷などで外から空気が入り込むと、肺は縮んで呼吸ができなくなります。
胸腔内へ空気が流入する経路としてあげられるのは、肺損傷、気管・気管支損傷、胸壁(きょうへき)損傷などです。
外傷性気胸は胸部の強い圧迫や、ケガで折れた肋骨で肺が傷ついて起こります。
また、気管内挿管などの治療や検査の際に穴があくなど、外部からの原因によりおこる気胸です。
胸壁に大きな外力が作用した結果であり、交通外傷や墜落外傷のほか、挟圧(きょうあつ)外傷や暴行などによっておこる場合もあります。
呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。
呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。
気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。
肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。
左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。
胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。