「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
現時点では、的確な予防法や、病気の進行を阻止し治療する方法は確立されていません。
過度の運動をさける事や、高所への旅行及び滞在は避ける、そして喫煙、妊娠も病態を悪化させる
原因になるのでできるだけ避けましょう。
組織低酸素血症の改善・肺動脈への直接弛緩作用を期待して、一般的な治療として長期酸素吸入が試みられています。
また、二次的な血栓形成を防止する目的で、抗凝固療法も行われています。
しかし症状が進行し、右心不全症状をきたした場合には、安静、塩分制限、利尿剤の投与、更には強心剤の投与にて症状の改善を行います。
この病気は進行性であり、予後は極めて不良です。
診断確定からの中間生存期間は2.5〜3年、5年の生存率も40%前後とされています。
病気の進行が緩徐なため10年以上生存する症例もしばしば認められてはいます。
死因としては、最も多いもので右心不全が約50%、ほかには突然死が約25%にみられるので注意が必要です。
呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。
呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。
気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。
肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。
左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。
胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。