睡眠時無呼吸症候群の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療

「病気の大辞典」サイトの主旨

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睡眠時無呼吸症候群の治療

治療法はいくつかあります。

まず、生活習慣の改善を行いましょう。
・肥満傾向な方は減量を行うことで、無呼吸状態が改善することがあります。
・喫煙している方は禁煙を試みてください。喫煙は血液中の酸素濃度を低下させたり、喉や気道の炎症を引き起こすことがあります。
・就寝前の飲酒は禁止。アルコールは気道の筋力を低下させ、無呼吸を悪化させることになります。
・一部の精神安定剤の服用の制限。これは、かえって無呼吸を悪化させる場合があります。


次に内科的治療(CPAP療法)として、鼻マスクを装着し、鼻から気道に空気を送り込む療法があります。
これは夜間寝ているときのみ使用するので、自宅での睡眠中に使用することが可能です。


歯科装具として、下顎を突き出すように上顎と固定したマウスピースの装着方法があります。
オーダーメードで歯科医師に作製してもらいます。これは平成16年度から保険診療が可能になりました。
しかし重症の場合、あまり効果が期待できません。


耳鼻咽喉科的手術は、原因が扁桃や口蓋垂(こうがいすい)の大きさによるものである場合行います。
これは、睡眠時無呼吸症候群の専門医にて手術をお願いするのが望ましいでしょう。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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