慢性呼吸不全の原因

慢性呼吸不全の原因

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慢性呼吸不全の原因

原因となる慢性の呼吸器の病気、肺結核をわずらったり、肺の切除をした人、肺気腫(はいきしゅ)、
慢性気管支炎、びまん性汎細気管支炎(はんさいきかんしえん)といった閉塞性(へいそくせい)の肺疾患や、
肺線維症などでは、慢性的な低肺機能をもたらします。

このような病気がゆるやかに進行することによって、呼吸不全に陥ることがあります。
また、加齢はそれ自身が呼吸機能を低下させます。
その為、低肺機能の人は高齢になることによって呼吸不全に陥ることがあるのです。

このような呼吸不全は、慢性呼吸不全といわれます。
発症しやすい年齢は、60歳代以上で、最も多いのは60歳代です。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

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