肺吸虫症(肺ジストマ症)とは?

肺吸虫症(肺ジストマ症)とは?

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

「病気の大辞典」TOP 》》 肺寄生虫症とは? 》》 肺吸虫症(肺ジストマ症)とは?

肺吸虫症(肺ジストマ症)とは?

肺寄生虫症で最も多い疾患。

肺吸虫の幼虫が肺で成虫となって、病気を起こすものである。
肺吸虫のうち、日本に多いのは、ウェステルマン肺吸虫と宮崎肺吸虫の2つである。

モクズガニやアメリカザリガニ、サワガニ等に寄生し、これを生で食べると、体内に幼虫が入り感染します。
またカニの調理過程において、幼虫が手指、包丁、まな板などに付着し、そこから人の口に運ばれたりもします。
近年ではイノシシの肉が感染源となっており、食べる機会の多い人に発症しています。

感染して肺の中にのう胞ができると、喀血・血痰・発熱・胸痛・倦怠感・自然気胸・胸水貯留脳…てんかん、半身麻痺などの症状が現れます。

呼吸器の基礎知識

呼吸を行う為に必要な臓器、酸素を取り込み二酸化炭素を排出する器官です。


呼吸器は外気と直接つながりがあり、鼻から肺までの器官。 大きく3つに分けわれ、気道・肺・胸郭(きょうかく)から構成されています。


気道は、鼻から、口、咽頭(いんとう)、喉頭(こうとう)、のどまでの上気道と、 のどから下へ向かう気管が肺の中で枝分かれし終末細気管支(しゅうまつさいきかんし)になるまでの下気道の2つに分かれます。


肺は、左右1つずつ。右側は、上葉・中葉・下葉に分かれ、左側は、上葉・下葉の2つのみになります。 肺の中は、空気の通り道となっている管状構造をした気道(気管支)と、 酸素の取り込みや二酸化炭素の排出をおこなう肺胞、さらに多くの血管で占められています。

左右の肺は、心臓と2本ずつの血管でそれぞれ結ばれており、それらは右肺動脈と右肺静脈・左肺動脈と左肺静脈といいます。


胸郭は、肺を保護、及び、収納する為の骨格。脊柱・肋骨・胸骨・肋間筋・胸膜などから構成されています。

呼吸器の基礎知識

循環器の基礎知識

心臓の基礎知識

食道の構造と働き

胃の構造と働き