胃酸過多症(いさんかたしょう)の治療

胃酸過多症(いさんかたしょう)の治療

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胃酸過多症(いさんかたしょう)の治療

治療は、以前は胃液の酸度を中和する重曹(じゅうそう)が使われていたのですが、今では水酸化アルミニウムゲル・水酸化マグネシウム配合薬などの制酸薬が使われています。

しかし、最近では、胃粘膜からの胃酸分泌を強力に抑えることができる胃酸分泌抑制薬(H2受容体拮抗薬やプロトンポンプ阻害薬)が使われており、十分な治療効果が得られています。

食生活においての注意としては、香辛料やコーヒー、炭酸飲料、漬物、アルコール、たばこなど胃酸の分泌を促進するものは、なるべく避けるようにしてください。

また精神的疲労によるストレス状態でも発症しますので、これらを注意することで胃酸過多症は予防できます。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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