食道アカラシアの症状

食道アカラシアの症状

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病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
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食道アカラシアの症状

食道アカラシアの症状は、固形物だけでなく、液体もうまく飲み込めなくなり(嚥下(えんげ)障害)、徐々に進行していきます。

そのため、嘔吐が起こりますが、特に夜間、寝ているときに多い傾向があります。

ほとんどの場合、食べ物のつかえる感じがあります。

そのほかには、胸、咳などの症状がおこり、背中の痛みや、胸の痛みがでて、病状が進行すると体重が減少していきます。

冷たいものを食べたときや飲んだときに、症状が強くなることがあります。
この病気の患者数は、10万〜20万人に一人と言われており、女性に多く、年齢差はありません。

食道の構造と働きとは?

人の食道は、成人で25〜30cmの長さがあります。


頸部(第6頸椎)で喉頭の後ろ側で始まり、胸部では気管支、 大動脈弓などの後ろを通り、横隔膜(食道裂孔)を突き抜けて腹部に至ります。

横隔膜の下(第11胸椎)で胃の噴門と繋がっており、食道には3箇所の生理的狭窄部があります。

咽頭との接合部、気管支の後ろを通る部位、そして横隔膜を抜ける部位で、食物がよくつまるのはこれらの箇所です。

食道の壁は、内腔側から粘膜、外膜、筋層と分けることができ、粘膜は、 口で咀嚼されたとはいえ、形をまだ保ったままの食物が通過することで傷つかないように、 力学的に強い重層扁平上皮で構成されているのです。


粘膜のすぐ下層にある多数の食道腺が粘膜の表面に粘液を分泌することで、食物の通りをよくする働きがあります。

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