内因性急性胃炎(ないいんせいきゅうせいいえん)の治療

内因性急性胃炎(ないいんせいきゅうせいいえん)の治療

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内因性急性胃炎(ないいんせいきゅうせいいえん)の治療

内視鏡を用いた直接胃内への止血剤の散布や、止血操作が必要となることがあります。

一般的な治療の原則は安静と誘因の除去です。

安静とは胃の安静のことです。

薬物性の場合では原因薬剤を中止するのみで軽快することもあります。
原因薬剤を中止できない場合であっても減量は必要です。
出血を伴う場合においては、絶食の上、点滴治療が必要となります。

薬物療法においては、鎮痛剤(NSAID)によるものは、プロスタグランジン製剤が有用です。

患者さんの不安を取り除くために精神安定薬を併用する場合もあります。
出血を伴う場合では止血剤の全身投与や胃内注入、輸血などを行うこともあります。

上記の治療でも止血できない場合は、胃切除を伴う手術が必要です。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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