外因性急性胃炎(がいいんせいきゅうせいいえん)の原因・症状

外因性急性胃炎(がいいんせいきゅうせいいえん)の原因・症状

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外因性急性胃炎(がいいんせいきゅうせいいえん)の原因・症状

外因性急性胃炎とは、食べ物や飲み物、薬品、ストレスなど外からの刺激が原因となって起こるもののことをいいます。

そのうちで最も多い原因は暴飲暴食で、酒の飲み過ぎが原因となることが多いようです。

そのほかでは、コーヒーや緑茶(意外とカフェインの含有量は多いため)、からし、熱い飲み物などや腐ったものを摂取したために起こることがあります。

薬品によるものにおいては、鎮痛剤、抗生物質、ステロイド剤、強心剤、経口糖尿病薬などがあげられます。

薬剤によるものは、60歳代にピークがみられ、加齢に伴う胃粘膜の抵抗性の減弱、あるいは各種基礎疾患の増加によるものだと考えられています。

飲んではいけないもの(腐食物質、強酸、強アルカリなど)を誤って飲んだ場合には、急性腐食性胃炎を起こします。

胃の構造と働きとは?

胃は消化管を成す管状の器官であり、入口と出口が狭く、途中がふくらんで袋状の構造になっています。

食道につながる入口付近を噴門部、十二指腸につながる出口付近を幽門部、それ以外の部位を胃体部と言います。


全体が左側に弧状に湾曲しており、噴門から幽門までが大きくふくらんでいる左側を大彎(だいわん)、 ふくらみが小さく逆に反った形になっている右側を小彎(しょうわん)と呼びます。

なお、胃底部と呼ばれているのは、胃の上部で噴門に近い部分のことで、 この名は、胃の外科手術を行うときに胃よりも下の部位から開腹するため、そこから見ると胃の中では一番奥に位置することからです。

中身がない状態では、内側の壁はひだを作り縮んでいる(容積は約50ミリリットル)が、 食後に食べ物でふくらんだ状態のときでは、腹部前面に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます (いわゆる「満腹」の状態では、容積は1.5から1.8リットル)。

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