動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の治療

動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の治療

「病気の大辞典」サイトの主旨

病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。

「病気の大辞典」TOP 》》 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の原因 》》 動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の治療

動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう)の治療

個々の症例に応じて最良の方法を選択する必要があります。

未熟児、新生児が動脈管開存症により心不全症状を呈している場合には、プロスタグランディンの反対の作用の薬インドメサシンの投与を行います。

これは生後10-14日以内に投与すれば有効である場合が多いのです。

それ以後の全年齢の治療には、外科治療として手術を行います。
これは比較的危険性が少なく最も確実な方法。

手術には人工心肺装置は必要なく、背中もしくは脇腹を切ってアプローチし、糸で縛るか、クリップをもちいて閉じていきます。

また成人期、壮年期以降に見つかった場合、動脈管の壁が骨のように固くなっていることがあります。
こういった場合、通常の手術ができないため、この場合には人工心肺装置を用います。
そして肺動脈の内側から動脈管の開口部にパッチを当て、縫い閉じる必要があるのです。

カテーテルによる治療も様々な方法が開発されており、
現在ではコイル閉塞といってバネ型のコイルを動脈管の中で解放して塞ぐ方法が主流となっています。
ですが、赤ちゃんに応用できなく、動脈管の形によってやりやすいものとそうでないものがあります。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

呼吸器の基礎知識

循環器の基礎知識

心臓の基礎知識

食道の構造と働き

胃の構造と働き