慢性収縮性心膜炎の治療

慢性収縮性心膜炎の治療

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慢性収縮性心膜炎の治療

慢性収縮性心膜炎の場合は、まずベッドで安静にします。
そして食事からの塩分摂取を制限し、水分の排泄量を増やす利尿薬を服用することによって症状は軽減します。

しかし、治癒に至る唯一の治療法は、手術による心膜の切除です。
手術で、約85%の人が治癒しますが、手術による死亡リスクは5?15%です。
ほとんどの人は日常生活にかなりの支障が出ないかぎり、手術を受けたがりません。
また、病気の初期(明らかな症状が出る前)や末期(安静時でも症状がみられる)の段階に手術を行うことはありません。

手術の場合、できれば心筋が変化してしまわないうちに行うほうがいいでしょう。

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心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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