心不全の治療
「病気の大辞典」サイトの主旨
病気には様々な症状があり、それぞれにそれぞれの原因や治療方法があります。
「病気の大辞典」ではそんな無数に存在する病気の症状・原因・治療方法などを、素人でもわかるように掲載しています。
聞いたことのある病気や、一度も聞いたことのない病気まで、ありとあらゆる病気の知識をまとめています。
心不全の治療
原因が、心臓弁の狭窄や漏れ、心房や心室の中隔欠損である場合には、たいてい手術を行います。
冠動脈の閉塞においては、薬物療法、手術、血管形成術が行われます。
急性の場合は、入院となり酸素吸入・薬物投与などを行い、うっ血を除去するなど各種の処置をとります。
慢性の場合には、塩分・水分の制限、利尿剤、心室の収縮力を強化するジギタリスといわれる薬物を使用します。
しかし、これらは生活スタイルを変えることによって最小限にしたり影響を食い止めることができるのです。
心不全の人は、激しい運動はできませんが、できるだけ体力を維持するよう心掛けるべき。
喫煙は血管を傷つけるだけでなく、心臓発作の危険性を高めますし、大量のアルコール摂取は心臓に直接悪影響を与えます。
従って、喫煙と飲酒はやめるべきです。
心臓の基礎知識
心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。
血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。
心臓の重さは、大人で約３００グラム。
心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。
しかし、２つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。
心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ２つの心室・心房からなる、４部屋に分かれています。
配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔（ちゅうかく）で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。
