心筋梗塞の治療

心筋梗塞の治療

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心筋梗塞の治療

入院が必要となります。
治療としては、一般的治療と特殊治療に分けられます。

急性場合は、梗塞の範囲が広いほど予後が不良になります。
この場合、できるだけすみやかに詰まった冠動脈を再開通させる治療を行うことが重要です。
この治療を再灌流(さいかんりゅう)療法といいます。

再灌流療法には2つの種類があります。

静脈ないし冠動脈から血栓を溶解させる薬物を注射する方法として血栓溶解療法(けっせんようかいりょうほう)と、カテーテル検査に続いてバルーンやステントを留置する方法の冠動脈インターベンションがあります。

発症6時間以内であれば、再灌流療法により心筋壊死の範囲を狭くすることが可能とされています。
一般的にはインターベンション治療は12時間以内が適応とされています。

他に一般的治療として必要なのは、数日間の安静・絶食、鎮痛薬、安定薬の投与、酸素吸入です。
アスピリンは急性期から投与を行い、心電図の監視を継続的に行うなどして、重症の心室性不整脈が現れるのにいつでも対応できるようにします。

心臓の基礎知識

心臓は心筋という丈夫な筋肉でできています。


血液循環のため、血液を送ったり受け取ったりする、太い静脈・動脈が出ていて、 心臓の外側は大動脈より枝分かれした冠状動脈が取り巻いているのです。

心臓の重さは、大人で約300グラム。

心臓の表面は、心外膜により二重におおわれています。

しかし、2つの膜には隙間があり心膜液で満たされているのです。

心臓の内側においては、薄い心内膜でおおわれていて、内部はそれぞれ2つの心室・心房からなる、4部屋に分かれています。

配置は、右上が右心房、下に右心室。左上に左心房、下に左心室となっています。 左右は、中隔(ちゅうかく)で仕切りされていて、上下は弁膜で仕切られています。

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